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エニアグラム【基礎編】 Enneagram-Basic


ハーモニクス理論による分類を知ろう


 リソ&ハドソンによれば、人は問題が生じた時にその解決策としてとる心理的反応や行動の仕方がエニアグラムの上で3つの型に分類されるとしています。こちらも性格を分類する上で役に立ちます。 ☆楽観的タイプ
☆合理的タイプ
☆反応的タイプ


 エニアグラムの9つの性格は、ハーモニクス理論による3タイプの内のいずれかに対応します。



下記に特徴と各性格タイプの特徴を記述します。

 【楽観的タイプ】

 楽観的タイプは、問題やトラブルに対して前向きな心理パターンをとります。問題の原因究明や合理的解決を行うよりは、建設的で前向きな思考でそのトラブルを乗り切ろうとします。合理的タイプ・反応的タイプに見送られがちな将来の明るい展望、問題を乗り切るためのモチベーション向上や場の雰囲気づくり、斬新なアイデアなどに意識が向けられます。反面、何とかなるという姿勢は問題に対して真正面から向き合わない、実際に解決するよりは成り行き任せにしてしまう、といった結果も生み出す可能性があります。

 タイプ7は、場のムードメイクでチームや個人のモチベーションを鼓舞しようとしたり、斬新なアイデアを提示したりしようとします。

 タイプ9は、問題をそれ程深刻受け止めず落ち着いて構えているので、皆に安心感を与えるとともに、本人も深刻な雰囲気にならないように努めようとします。

 タイプ2は、周りを励まし支え助けることによって問題を一緒に乗り切ろうとします。
 【合理的タイプ】

 合理的タイプは、問題やトラブルに対して合理的解決を図るようにします。問題に対して楽観的になったり原因を追究するよりは、論理的・合理的手段によって冷静に問題を解決しようと試みます。楽観的タイプ・反応的タイプに見送られがちな、どういった解決手段が実際的かといったことに意識を向け冷静に対応しようとします。反面、あまりに合理的解決策に傾倒してしまうと、問題再発防止が軽視されたり、人の気持ちが置き去りにされたり、物事が淡々と進むだけで喜怒哀楽が欠けてしまうといった側面もあります。

 タイプ1は、倫理的な視点に立って解決するための正しいやり方を模索し、たどろうとします。

 タイプ3は、問題解決≒目的達成ですから問題を解決するために考えられる、あらゆる手段をとろうとします。

 タイプ5は、問題の全体構造を把握し冷静に分析を重ねた末に、最も論理的・合理的な解決方法をとろうとします。
 【反応的タイプ】

 反応的タイプは、、問題やトラブルに対して感情的反応が優先的に表れます。楽観的・合理的タイプに比べて問題に対する重要性を認識にする気持ちが強いです。楽観的タイプ・合理的タイプで見送られがちな問題を問題として受け止める姿勢、責任の所在、原因の糾明、被害者の気持ちなど、といったことに対する意識が強く表れます。反面、問題に対する感情的反応がいわば問題のアラ探しだけになってしまい、、解決するための実際的足取りがなかなか進みにくいといった面もあります。

 タイプ4は、問題に対して人のアイデンティティや気持ちが損なわれていないかといったことに感情が反応します。

 タイプ6は、問題が矛盾していないか、また話の筋が通っていないかといったことに感情が反応します。

 タイプ8は、問題が起こったそのことに対して感情的反応を起こします。つまりは、問題に対して本気で向き合おうとします。


             


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