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タイプ6について  About Type6


タイプ6の基本的性格


 性格のタイプがタイプ6の方、もしくはあなたの中にあるタイプ6的要素について説明していきます。


【タイプ6の一般的性格言語】

信じられるものを求める。 自信がない 臆病 狂信的 理想主義的
人にゆだねる。 献身的 自己開示 依存的 安全・安心を訴える。
自分を犠牲にする。
バランス・釣り合いをとる。 ソコソコで終わる。 こうもり(蝙蝠)
矛盾に悩む。 優柔不断
チーム意識 協調性 爪を隠す。 出る杭を打つ。
シニカルになる。 和を乱すと怒る。
勇気 弱者を守り、不当な権力に反抗する。 玉砕する。 負けるとわかっていても戦う。
忠実 ルール・伝統を守る。責任感 保守的 頑固 防衛的
権威的 厳しい
危機意識・管理 慎重 不安に駆られる。 神経過敏
石橋を叩いてわたらない

TYPE6
真面目でコミットし、
信じるものを求める人



センター分類
☆思考センター

ホーナイの分類
☆追従タイプ

ハーモニクス理論
☆反応的タイプ



【タイプ6が豹変した場合。・・・ストレス下におけるタイプ6の行動・態度】

「駆り立てられるように、競争的結果思考・行動になる。」

 タイプ6は、自分のニーズ(needs)を満たすために、普段は上記の性格パターンのように「安心させてくれるものに頼る」が、そうしたやり方でも一向に状況が改善せずに自分のニーズが満たされない場合があります。そうしたストレス下においてタイプ6の中では、不安を消そうと必死になります。自分の安全や立場を安定させるためにハードに競争的になり、自分を持ち上げようと傲慢になったり相手を見下すかもしれません。


【タイプ6の性格パターンの源】

「自信となるような支えや導きがないのではないか。」という恐れ

 タイプ6の性格パターンの源は、「自信となるような支えや導きがないのではないか。」という、恐れから始まっています。そのため恐れから身を守るために、「支えや導きが欲しい。」という暗黙の欲求が生まれてくるのです。一般的にタイプ6は自分が信じられる考え・人物・活動に自分を同一化させ、そこから自信と安心感を得てそれを維持することで恐れから身を守り欲求を満たそうとします。


「期待に沿うことで、自立の手助けを得ようと決めた。」幼児期

 自我は2歳くらいから芽生えます。タイプ6にとっての幼児期は、自分を守ってくれたり導いてくれたり、「世界とは何か」という認識をするための鏡となってくれる父親のような人やモノに考えや行動を同一化させます。自分が信じられないために自分を導き支えてくれるものを外界に求めます。「支えや導きが欲しい。」という気持ちが、システム・人物・考え方に依存的になる生き方につながります。また、「支えられたいが、圧倒されたくない。」という気持ちが、妥協や外面は従順で内面では反抗する、文句を言いながらも従う、孤立は嫌だが独りでいたい時もあるというとても微妙な二面性をつくりだします。


「導き手の期待に応えていれば良い。」という暗黙の鉄則

 タイプ6は、自分が信じるものに忠実であることでニーズを満たそうとします。そうすることで、外界に圧倒されずに自信を持って関われるだろうと無意識に思います。一般的に心が不健全になってくるにつれて「導き手の期待に応えていれば良い。」という暗黙の鉄則が強く過剰になってきます。もともと矛盾に反応しやすいタイプ6は他者の要求が矛盾していて自分が応えられないと思うと、タイプ6はそういった要求には従いたくなくなります。しかし、その努力が実を結ばないと、プレッシャーに耐え切れずフラストレーションを放出し、自分は人に嫌われていないかどうか確認しようとします。


【タイプ6の性格パターンから抜け出すために・・・】

「自分の性格パターンに気づく(awareness)という取組」

 自分の要求が満たされていない場合、もしかしたら自分の外側にあるシステムや考えや人物・権威などに自分を重ねることで満足していたり、何かを頼りにしていないと自信がなく不安だと思っていたり、期待に応えないと見捨てられ自分の身が危険になるのではないかと不安になったり、あれこれ悩んでも自分では決められないという性格のパターンが表れているかもしれません。自分の性格パターンを辞めることはとても重要なことです。そのためにはまず、普段から自分の性格パターンに気づく必要があります。


「自分の恐れを認め、受けとめるという取組」

 特にタイプ6は自分が信頼できるものにコミットしそこから導きと自信を得てから外界と関わろうとします。また、2つないし複数の質から同量のものを得るため、迷いやすく自分の決断に自信と責任が持てません。タイプ6にとって何かに頼らず自分を信じて決断していくことは大きな恐れです。しかし、自分の中のそういった嫌な部分を否定せずに、取り組めるようになることはタイプ6にとっての成長の取組となります。


「自分の囚われである性格のパターンを手放す。」

 自分の恐れを認め、受けとめるという取組ができれば、今度はその恐れからくる性格構造のパターンを手放す取組をしましょう。自分に自信がなく疑心と迷いが生じやすいタイプ6にとって、自分の内面に安定と平和を持って調和的な生き方をするタイプ9の資質は自分を成長させるためには大変参考になりますし、恐れを手放すことができれば自然とタイプ9の資質が発芽します。タイプ9から「内面の平和」や「身体感覚」などついて学べることはたくさんあります。ただし、タイプ9の言葉遣いや振る舞いだけといった表面的なモノマネだけでは成長につながらないということに注意しましょう。


【タイプ6とのコミュニケーションのポイント】

☆タイプ6は、バランスを重視することから派生して何かと矛盾や選択に悩みやすいです。意見や決断を得るときには、消去法で聞いていくのが有効だと思います。

☆タイプ6は、自信がないので支えられたい一方、自立心があるので束縛もされたくはありません。付き合う時は適度な距離感(尊重しながらも励ます。スキンシップやただ一緒にいる時間を作るなど。)を心がけましょう。

☆タイプ6は、プロセスや筋を通すことを大事にします。しがたって、度重なる変更や筋の通らない要求・決定には反抗的です。理解してもらうためには、できるだけ前もってしっかりした理由とともに意図を伝えておきましょう。


【さらに詳しく知りたい方へ】

 自分の性格や成長への取組について更に詳しく知りたい方は、エニアグラムに関する書籍やサイトをご覧になったり、ワークショップに参加されたりすることをお勧めしています。ここでは私がお勧めする書籍・サイト・ワークショップを記しておきます。

☆ 書籍 『エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ【基礎編】』
              ドン・リチャート・リソ&ラス・ハドソン(高岡よしこ+ティム・マクリーン訳)(角川書店)
☆ サイト&ワークショップ C+F研究所


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