RondBell.com　- 【基礎編】思考センターについて　-

　思考センター（タイプ５・６・７）は、文字どおり「考える」ことで世界とかかわろうとします。「思考」とは「直感･経験・知識などをもとに、考える・分類する・選別する・比較する・判断する・意見や思想をもつこと」です。

　刺激にたいする対処方法は、考えることによる帰結によって行われます。もちろん、思考センターも身体感覚、感情的な部分はありますが、最終的な拠り所は自分の思考感覚です。私的には「自分とは何か？」と考えたときに、「自分とは、ココだ。」と言って「脳」を指すのではないでしょうか。

　思考センターが求めるものは「安定・安全」です。思考センターは世界・環境に対して「恐れ」を抱いています。なぜなら思考センターにとって世界は不安定で危険なものであるからです。

　そんな不安定で危険なものを、考えることによって自分の中で体系化する（または世界のシステムを解明する）ことで自分の存在の安定を得ようとするのです。

　思考センターの意識の時針は未来へ向かいます。将来、何が起こるかわからない不安や自分に降りかかるかもしれない危険に対して、防護策としてあれこれと思索にふけるのです。常に未来に対する不安に備えることで安心を得ようとします。

　自我の性格構造に縛られていなければ、頭の中に静けさが生じ英知をもたらすことができるのですが、逆に自我の性格構造に縛られていれば加速しすぎた思考活動に振りまわされて、返って正常な判断ができなくなってしまうかもしれません。