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タイプ1について  About Type1


タイプ1の基本的性格


 性格のタイプがタイプ1の方、もしくはあなたの中にあるタイプ1的要素について説明していきます。


【タイプ1の一般的性格言語】

正道的 倫理的 道徳的 善悪二元的視点 自他を裁く・批判する。
理性的 冷静 感情(特に怒り)を抑制 冷たい
大人 思慮分別がある。 型を破れない。 ハメを外せない。 見下す。
理想を追う。 改革する。 努力家 力を抜けない。 妥協できない。
模範的 気品・品格が高い。 ふざけられない。 リラックスできない。
正義感 自己信念 責任感 他者に依存しない。 ひとりで背負う。 
他者を信じない。
几帳面 完全主義的 余裕がない。 融通が利かない。 
ミスを許さない。
指導者 教師 説教する。 小言を言う。 
堅苦しい。 厳しい。
自己抑制的 怒りを抑圧する。 自分に厳しい。
論理的 合理的 感情・人情を軽視する。


TYPE1
正しさを求め物事を
より良くしていこうとする人

センター分類
☆本能センター

ホーナイの分類
☆追従タイプ

ハーモニクス理論
☆合理的タイプ



【タイプ1が豹変した場合。・・・ストレス下におけるタイプ1の行動・態度】

「感情的・感傷的になり、自分の殻に閉じこもろうとする。」

 タイプ1は、自分のニーズ(needs)を満たすために、普段は上記の性格パターンのような「自分が正しいと思うこと」をやろうとしているが、そうしたやり方でも一向に状況が改善せずに自分のニーズが満たされない場合があります。そうしたストレス下においてタイプ1の中では、今まで鬱積していた怒りの感情が一気に開放され外に放出されます。急に気分にムラが出たり自己憐憫的になったりするなど、今までの理性的なタイプ1とはまるで正反対の感情的なタイプになってしまったかのようになります。怒りっぽく、また傷つきやすくなります。

【タイプ1の性格パターンの源】

「悪いこと・間違ったことをしたくない。」という恐れ

 タイプ1の性格パターンの源は、「悪いこと・間違ったことをしたくない。」という、恐れから始まっています。そのため恐れから身を守るために、「善いこと・正しいことをしたい・・・」という暗黙の欲求が生まれてくるのです。一般的にタイプ1は正道を求める自分をつくり維持することで恐れから身を守り欲求を満たそうとします。


「自分で自分を守り、自力で規律や道徳・責任感を養おうと決めた」幼児期

 自我は2歳くらいから芽生えます。タイプ1にとっての幼児期は、自分を守ってくれたり導いてくれたり、「世界とは何か」という認識をするための鏡となってくれる父親のような人やモノが無かったり十分でありませんでした。父親的なものが当てにならないと感じたタイプ1は、自分の力で自分を守り導いていこうと決めます。正しく生きたいという気持ちが規律や責任、道徳や理性的といった生き方につながります。


「自分の心が正しくあり、正しい行いをしていれば良い。」という暗黙の鉄則

 タイプ1は、正しいことを求め行動することでニーズを満たそうとします。常に自分の中で「より善いもの・レベルの高いもの」の基準を設けて自分に要求するとともに、外部に対してもそれを求めます。タイプ1にとって理想は単なる想像ではなく、追い求めるべきもの・しなければならないものとしてあります。一般的に心が不健全になってくるにつれて「自分の心が正しくあり、正しい行いをしていれば良い。」という暗黙の鉄則が強く過剰になってきます。自分の理想から外れることで非難されるかもしれなくなるにつれて、タイプ1は怒りを感じ、自分をより理想と同一化させようとやっきになります。そして、周囲が自分の構築した秩序やルールを邪魔しようとしてると感じると、自分の不安やニーズを言うよりも相手を批判することに意識が集中し始めます。


【タイプ1の性格パターンから抜け出すために・・・】

「自分の性格パターンに気づく(awareness)という取組」

 自分の要求が満たされていない場合、もしかしたら自分に厳しくしすぎていたり、困難な要求や基準を設けていたり、やたらと他人に批判的になっていたりという性格のパターンが表れているかもしれません。自分の性格パターンを辞めることはとても重要なことです。そのためにはまず、普段から自分の性格パターンに気づく必要があります。


「自分の恐れを認め、受けとめるという取組」

 特にタイプ1は大人であろうとしたり自己抑制的であろうとするため、怒ったり感情的になることは自分にとっては大きな恐れです。しかし、怒りや怒ることは決して悪いことでも間違ったことだとは限りません。自分の中の怒りを否定せずに、受けとめられるようになることはタイプ1にとっての成長の取組となります。


「自分の囚われである性格のパターンを手放す。」

 自分の恐れを認め、受けとめるという取組ができれば、今度はその恐れからくる性格構造のパターンを手放す取組をしましょう。リラックスしたり楽しむことが苦手なタイプ1にとって、幸せや楽しさを追い求める生き方をするタイプ7の資質は自分を成長させるためには大変参考になりますし、恐れを手放すことができれば自然とタイプ7の資質が発芽します。タイプ7から「自由さ」や「楽しむ」を追い求めることについて学べることはたくさんあります。ただし、タイプ7の言葉遣いや振る舞いだけといった表面的なモノマネだけでは成長につながらないということに注意しましょう。


【タイプ1とのコミュニケーションのポイント】

☆タイプ1は、自分の考えや意見をしっかり持ってますし、あまり他者を頼ろうとはせず自分ひとりで背負い込む傾向があります。何か行き詰まりの傾向がでたら、新たな選択肢の提案と助け舟をさりげなく出してみると良いかもしれません。

☆タイプ1は、リラックスするのが苦手です。リラックスしろと言うよりは一緒に温泉に行ったり、マッサージを受けに行ったりした方が良いかもしれません。

☆タイプ1は、感情表現(特に怒り)が苦手です。怒ると後でとても強い罪悪感に苛まれるかもしれません。そこでタイプ1に反抗するのではなく、まずはしっかり受けとめてあげることが有効でしょう。


【さらに詳しく知りたい方へ】

 自分の性格や成長への取組について更に詳しく知りたい方は、エニアグラムに関する書籍やサイトをご覧になったり、ワークショップに参加されたりすることをお勧めしています。ここでは私がお勧めする書籍・サイト・ワークショップを記しておきます。

☆ 書籍 『エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ【基礎編】』
              ドン・リチャート・リソ&ラス・ハドソン(高岡よしこ+ティム・マクリーン訳)(角川書店)
☆ サイト&ワークショップ C+F研究所


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