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タイプ3について About Type3 |
性格のタイプがタイプ3の方、もしくはあなたの中にあるタイプ3的要素について説明していきます。
【タイプ3の一般的性格言語】
達成する。 結果を出す。 |
成果主義的 功利的 手段を選ばない。 |
効率的 能率的 |
機械的 情の余地がない。
気持ちを切り離す。 |
向上心 自分を磨く。 |
表面的なステータス・ブランド志向
見栄をはる。 |
目標を持つ。 トップを目指す。 |
競争的 勝ち急ぐ。 |
適応・順応する。 柔軟 |
首尾一貫しない カメレオン的 |
舞台役者 スター 魅力的 |
ワザとらしい 演じる。 飾る。 つくる。 |
アピールする。 魅せる。 |
自慢する。 (自分の凄さを)ひけらかす。 |
スピード&ハードに活動する。 |
自分をケアしない。 駆り立てる。 追い込む。 |
説得する。 鼓舞する。 |
言い包める。 欺く。 人を道具のように使う。 |
人の気持ちに敏感 |
気持ちと距離を置く。 |
TYPE3
達成意欲・向上心が強く、
精力的に活動する人
センター分類
☆フィーリングセンター
ホーナイの分類
☆自己主張タイプ
ハーモニクス理論
☆合理的タイプ
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【タイプ3が豹変した場合。・・・ストレス下におけるタイプ3の行動・態度】
「燃え尽きたように無関心・無活動になる。」
タイプ3は、自分のニーズ(needs)を満たすために、普段は上記の性格パターンのような「評価の対象となるような達成」をやろうとしているが、そうしたやり方でも一向に状況が改善せずに自分のニーズが満たされない場合があります。そうしたストレス下においてタイプ3の中では、自分に関心がない人達に対して急に無関心になったり関わろうとしなくなったりします。ハードに活動していたタイプ3が、燃え尽きたように何も関心を示さなくなり、無反応もしくは上の空になります。 |
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【タイプ3の性格パターンの源】
「自分には価値がないのではないか。」という恐れ
タイプ3の性格パターンの源は、「自分には価値がないのではないか。」という、恐れから始まっています。そのため恐れから身を守るために、「自分には価値があるんだと思いたい・・・」という暗黙の欲求が生まれてくるのです。一般的にタイプ3は仕事などによる達成や結果を通じて、評価・賛美・関心を得る自分をつくり維持することで恐れから身を守り欲求を満たそうとします。 |
「達成し結果を出せる人になることで、愛情やケアを得ようと決めた」幼児期
自我は2歳くらいから芽生えます。タイプ3にとっての幼児期は、自分に愛情を注いで支えてくれたり、「自分は誰であるか」という認識をするための鏡となってくれる母親のような人やモノに考え方・感じ方・行為を同一化させます。同一化させることは、自分のニーズを打ち消すことにつながります。母親的存在の期待や欲求に応えることで、愛情やケアを得ようと決めます。「自分には価値があるんだと思いたい」という気持ちが、結果を求めスピード&ハードに活動する生き方につながります。 |
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「自分が成功していて、人に好印象を与えていれば良い。」という暗黙の鉄則
タイプ3は、成功や結果に邁進しそのイメージを振りまくことでニーズを満たそうとします。そうしていれば、おのずと自分は愛され・必要とされるであろうと無意識に思います。一般的に心が不健全になってくるにつれて「自分が成功していて、人に好印象を与えていれば良い。」という暗黙の鉄則が強く過剰になってきます。他者からの印象が悪くなるかもしれないという気分になることで、タイプ3の自信は揺らぎ、自分の印象を良くしようとします。しかし、その努力が実を結ばないと、自分の不安やニーズを言うよりも相手に自分の素晴らしさを押し付けることに意識が集中し始めます。 |
【タイプ3の性格パターンから抜け出すために・・・】
「自分の性格パターンに気づく(awareness)という取組」
自分の要求が満たされていない場合、もしかしたら結果を出すことに気持ちがいってばかりで自分を追い込んでしまっていたり、相手にい好印象を与えようと飾りすぎていたり・自慢話をしていたりという性格のパターンが表れているかもしれません。自分の性格パターンを辞めることはとても重要なことです。そのためにはまず、普段から自分の性格パターンに気づく必要があります。 |
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「自分の恐れを認め、受けとめるという取組」
特にタイプ3は成功者のステータスイメージで好印象を得ようとする存在であろうとするため、結果を出せない自分やは嫌いですし、自分の素直な気持ちに触れることは大きな恐れです。しかし、失敗や敗北などからは多くのことを得られますし、自分の素直な気持ちを受け止めることは価値を見出す第一歩です。自分の中のそういった嫌な部分を否定せずに、受けとめられるようになることはタイプ3にとっての成長の取組となります。 |
「自分の囚われである性格のパターンを手放す。」
自分の恐れを認め、受けとめるという取組ができれば、今度はその恐れからくる性格構造のパターンを手放す取組をしましょう。相手を尊重したり信頼することが苦手なタイプ3にとって、勇気を持って心からコミットメントしたり信頼や協力を重視したりする生き方をするタイプ6の資質は自分を成長させるためには大変参考になりますし、恐れを手放すことができれば自然とタイプ6の資質が発芽します。タイプ6から「信頼」や「協力」や「献身」ついて学べることはたくさんあります。ただし、タイプ6の言葉遣いや振る舞いだけといった表面的なモノマネだけでは成長につながらないということに注意しましょう。 |
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【タイプ3とのコミュニケーションのポイント】
☆タイプ3は、自分の達成したことを褒めて欲しいので、その際にはしっかり褒めてあげましょう。結果が出ていない時は、もともと「やればできる!」の精神で活動していますので、その点を考えて励ましてあげるといいかもしれません。
☆タイプ3は、魅せたいために自己主張が強いです。なので、積極的に話します。会話はキャッチボールですから、タイプ3の言ってることも尊重しながらも、こちらも積極的に話すよう心がけましょう。
☆タイプ3は、往々にしてビジネスライクになりがちなので、仕事から離れたところで付き合った方がうまくいく場合があります。また、ハードワーカーなので自分をケアするのが苦手です。リラックスさせるにはできるだけ仕事から距離を置かせると良いでしょう。
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【さらに詳しく知りたい方へ】
自分の性格や成長への取組について更に詳しく知りたい方は、エニアグラムに関する書籍やサイトをご覧になったり、ワークショップに参加されたりすることをお勧めしています。ここでは私がお勧めする書籍・サイト・ワークショップを記しておきます。
☆ 書籍 『エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ【基礎編】』
ドン・リチャート・リソ&ラス・ハドソン(高岡よしこ+ティム・マクリーン訳)(角川書店)
☆ サイト&ワークショップ C+F研究所
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