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タイプ2について  About Type2


タイプ2の基本的性格


 性格のタイプがタイプ2の方、もしくはあなたの中にあるタイプ2的要素について説明していきます。


【タイプ2の一般的性格言語】

愛情・人情がある。 慈しむ。 愛する・慈しむことで、
愛情・関心を得ようとする。
もてなす。 ふるまう。 与える。 もてなしてあげる。 与えてあげる。 貢ぐ。
利他的 尽くす。 サービス精神 自分をケアしない。 取り入る。 依存的
支える。 サポートする。 励ます。 お節介 自立・自由にさせない。 束縛する。
気持ちで接する。 共感する。 八方美人 気持ちに縛られる。 理性を失う。
優しい 思いやる。 親身になる。 厳しくない。 争わない。 導びかない。
寛大 受容的 反抗しない。 拒否しない。 受身
母親的 溺愛 過保護
思い出を大切にする。 過去に縛られる。 
汚いもの・嫌なものから目を逸らす。

TYPE2
対人志向が強く、思いやりを
もって相手をケアする人



センター分類
☆フィーリングセンター

ホーナイの分類
☆追従タイプ

ハーモニクス理論
☆楽観的タイプ



【タイプ2が豹変した場合。・・・ストレス下におけるタイプ2の行動・態度】

「関心を引こうと強引になる。見返りを求めようと強要する。」

 タイプ2は、自分のニーズ(needs)を満たすために、普段は上記の性格パターンのような「人の為になるようなこと」をやろうとしているが、そうしたやり方でも一向に状況が改善せずに自分のニーズが満たされない場合があります。そうしたストレス下においてタイプ2の中では、自分に関心がないのではないかと思い、急に相手の気を引こうと強引になったり、見返りを要求しだしたりして、自己中心的になります。自分を犠牲にし利他的だったタイプ2が、利己的になったりワガママになったり迫ってきたりします。


【タイプ2の性格パターンの源】

「自分が愛されない・必要とされない。」という恐れ

 タイプ2の性格パターンの源は、「自分が愛されない・必要とされない。」という、恐れから始まっています。そのため恐れから身を守るために、「愛されたい。必要とされたい。・・・」という暗黙の欲求が生まれてくるのです。一般的にタイプ2は他者を愛し、助ける自分をつくり維持することで恐れから身を守り欲求を満たそうとします。


「人を愛し、助ける存在であることで、愛情や導きを得ようと決めた」幼児期

 自我は2歳くらいから芽生えます。タイプ2にとっての幼児期は、自分を守ってくれたり導いてくれたり、「世界とは何か」という認識をするための鏡となってくれる父親のような人やモノに同一化できるほど十分でありませんでした。そう感じたタイプ2は、家族をケアする母親的存在を補完することによって父親的存在の保護や愛情を得ようと決めます。愛されたい・必要とされたいという気持ちが、人を世話したり思いやりをもったりする生き方につながります。


「人を愛し、助けていれば良い。」という暗黙の鉄則

 タイプ2は、人を愛し、助けることでニーズを満たそうとします。常に自分の中で「見返りを求めず、愛する・助ける。」の精神で人に接します。そして、それはそうしなければならないこととも自覚しています。そうしていれば、おのずと自分は愛され・必要とされるであろうと無意識に思います。一般的に心が不健全になってくるにつれて「人を愛し、助けていれば良い。」という暗黙の鉄則が強く過剰になってきます。自分よりも他者に関心が向けられてしまうような気分になることで、タイプ2は傷つき、自分がその人のために必要な存在となるようにします。そして、相手が周囲が自分のGiveの精神に対して感謝をしていないと感じると、自分の不安やニーズを言うよりも相手に愛や感謝を強要することに意識が集中し始めます。


【タイプ2の性格パターンから抜け出すために・・・】

「自分の性格パターンに気づく(awareness)という取組」

 自分の要求が満たされていない場合、もしかしたら自分のニーズをきちんと口にしていなかったり、助けることにやっきになっていたり、所有欲・独占欲的なっていたりという性格のパターンが表れているかもしれません。自分の性格パターンを辞めることはとても重要なことです。そのためにはまず、普段から自分の性格パターンに気づく必要があります。


「自分の恐れを認め、受けとめるという取組」

 特にタイプ2は人を愛し、助け、支える存在であろうとするため、自分のために何かをしたり、自分から愛や助けを求めることは大きな恐れです。しかし、自分のニーズを求めることや自己主張することは決して悪いことでも間違ったことだとは限りません。自分の中のそういった気持ちを否定せずに、受けとめられるようになることはタイプ2にとっての成長の取組となります。


「自分の囚われである性格のパターンを手放す。」

 自分の恐れを認め、受けとめるという取組ができれば、今度はその恐れからくる性格構造のパターンを手放す取組をしましょう。自分を大切にすることが苦手なタイプ2にとって、自分の個性やアイデンティティを追い求める生き方をするタイプ4の資質は自分を成長させるためには大変参考になりますし、恐れを手放すことができれば自然とタイプ4の資質が発芽します。タイプ4から「自分を大切にすること」や「自分のニーズ」を追い求めることについて学べることはたくさんあります。ただし、タイプ4の言葉遣いや振る舞いだけといった表面的なモノマネだけでは成長につながらないということに注意しましょう。


【タイプ2とのコミュニケーションのポイント】

☆タイプ2は、サポートに回ったりや相談相手になるのは得意ですが、相手をリードしたり自分の要望を語るのは苦手です。その点を留意して接するとともに、助けが必要であることを伝えると効果的です。

☆タイプ2は、人間関係や気持ちのつながりを大切にするので、厳しく冷静に理屈っぽく接するよりは優しく親しみをもって接しましょう。

☆タイプ2は、自分をケアするのが苦手ですし、ケアをしてもらうのも遠慮しがちです。心のこもったさりげないプレゼントや優しさを示してあげるのが良いでしょう。


【さらに詳しく知りたい方へ】

 自分の性格や成長への取組について更に詳しく知りたい方は、エニアグラムに関する書籍やサイトをご覧になったり、ワークショップに参加されたりすることをお勧めしています。ここでは私がお勧めする書籍・サイト・ワークショップを記しておきます。

☆ 書籍 『エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ【基礎編】』
              ドン・リチャート・リソ&ラス・ハドソン(高岡よしこ+ティム・マクリーン訳)(角川書店)
☆ サイト&ワークショップ C+F研究所


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