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タイプ8について About Type8


タイプ8の基本的性格


 性格のタイプがタイプ8の方、もしくはあなたの中にあるタイプ8的要素について説明していきます。


【タイプ8の一般的性格言語】

パワフル・ハード・ハイリスクハイリータン 過剰・強烈・労らない
強いのが好き 弱いのが嫌い
意思が強い。自信がある。 強情・傲慢・自信過剰
挑戦的・勇敢 対決的・反抗的・挑発的
親分肌・リーダー 支配者・独裁者・暴君・威圧的
小さい事は気にしない。大物。 デリカシーさにかける。
細かい事は面倒くさい。
変化を厭わない。建設的創造と破壊。 マンネリが嫌い。過剰な創造と破壊。
ハッキリしている・言う。直接的。本音。 むやみに攻撃的・相手を傷つける。短気
実際的・現実的・行動指向 向こう見ずな・むやみやたらに。その場限り。
自立・独立的 非共存・一匹狼
自己主張的 ワガママ・相手の話を受け入れない。
仲間・家族 過保護者・敵味方・なわばり意識

TYPE8
自力本願で挑戦的、
強さと独立を求める人



センター分類
☆本能センター

ホーナイの分類
☆自己主張タイプ

ハーモニクス理論
☆反応的タイプ



【タイプ8が豹変した場合。・・・ストレス下におけるタイプ8の行動・態度】

「反撃のために引き、力を溜める。」

 タイプ8は、自分のニーズ(needs)を満たすために、普段は上記の性格パターンを使って「自我を拡張」させているが、そうしたやり方でも一向に状況が改善せずに自分のニーズが満たされない場合があります。そうしたストレス下においてタイプ8は、自分を守るために急に人と要求することを止めたり、人と関わらなくなったりします。熱く直線的な人柄は影を潜め、冷たくシニカルになり、自分の殻の中に閉じこもって事態を打開するための戦略を独りで黙々と練ります。一見おとなしくなったのは、自分のニーズを妨げた相手を叩きのめすために力を溜めているだけにすぎないかもしれません。


【タイプ8の性格パターンの源】

「相手に傷つけられたくない。相手に支配されたくない。」という恐れ

 タイプ8の性格パターンの源は、「相手に傷つけられたくない。相手に支配されたくない。」という、ある意味相手からの侵略に対する恐れから始まっています。そのため恐れから身を守るために、「(傷つけられず支配されないくらい)自分が強くならなければ・・・」という暗黙の欲求が生まれてくるのです。一般的にタイプ8は強さを身につけることで恐れから身を守り欲求を満たそうとします。


「自らが強くあることで、愛情や支えを引き出そうと決めた」幼児期

 自我は2歳くらいから芽生えます。タイプ8にとっての幼児期は、自分に愛情を注いで支えてくれたり、「自分は誰であるか」という認識をするための鏡となってくれる母親のような人がいなかった。もしくはいたけれども愛情やケアが(量が足りなかったり、タイミングが悪かったりで)十分なものでなかった。タイプ8は、愛など得られないんじゃないかという恐れから、母親的存在を自分から切り離し自分が強くなることで人生に対応しようとしました。自分が素直に愛を求めるのではなく、自分が強くなることで逆に他者から愛や支えを引き出そうとするようになります。


「傷つけられないくらい強く。逆に支配すれば良い。」という暗黙の鉄則

 タイプ8は、自分を強くすることでニーズを満たそうとします。身体を鍛えたり、勉強したりニーズを満たすための必要なものを得るために果敢に挑戦します。ボクサースタイルで言えば、純粋なインファイター。前進しながらも相手のパンチをもらうようなものです。一方でタイプ8は、このスタイルを他者にもやらせようとします。一般的に心が不健全になってくるにつれて「自分が相手に傷つけられないくらい強く。逆に相手を支配すれば良い。」という暗黙の鉄則が強く過剰になってきます。人が自分の強さを無視・軽視したりすればタイプ8は怒りを感じ、自分の強さを主張・誇示し始め人をコントロールしようとします。それでも周囲が無反応だったり言うことを聞いてくれないと、今度は自分の思うとおりになるように無理やり周囲にプレッシャーをかけて支配しようとします。


【タイプ8の性格パターンから抜け出すために・・・】

「自分の性格パターンに気づく(awareness)という取組」

 自分の要求が満たされていない場合、もしかしたら自分を労わっていなかったり、強情になっていたり、挑発的になっていたりという性格のパターンが表れているかもしれません。自分の性格パターンを辞めることはとても重要なことです。そのためにはまず、普段から自分の性格パターンに気づく必要があります。


「自分の恐れを認め、受けとめるという取組」

 特にタイプ8は自分の恐れや弱みを認め、受けとめることを苦手とします。しかし、真の強さとは恐れを跳ね返す力だけではありません。恐れや弱さや悲しみを受けとめられる力も必要です。真の強さを求めるのならば、この道は避けては通れません。


「自分の囚われである性格のパターンを手放す。」

 自分の恐れを認め、受けとめるという取組ができれば、今度はその恐れからくる性格構造のパターンを手放す取組をしましょう。ある意味利己的なタイプ8にとって、利他的な生き方を目指すタイプ2の資質は自分を成長させるためには大変参考になりますし、恐れを手放すことができれば自然とタイプ2の資質が発芽します。タイプ2から愛や支えることや思いやりについて学べることはたくさんあります。ただし、タイプ2の言葉遣いや振る舞いだけといった表面的なモノマネだけでは成長につながらないということに注意しましょう。


【タイプ8とのコミュニケーションのポイント】

☆タイプ8は、人からあれこれ指図されるのを嫌います。タイプ8に何かをして欲しいときは、基本的方針や率直な希望を伝えるように心がけ、あとはできるだけタイプ8の自主性に任せましょう。

☆タイプ8は、あなたと本音で向き合うことを求めます。嘘やうわべだけの応対には敏感です。相手を突付いたり叩いたりするのは相手の本音を引き出したい、相手と本音で向き合いたいということの表れでもあります。中途半端なYesやNoはかえってタイプ8の反感をかいますので、勇気を持って毅然とした態度で自分の気持ちを率直に示しましょう。すぐに自分の気持ちを述べられない時は、ハッキリとその旨を伝え考えさせてもらう時間を与えてもらうように求めましょう。

☆タイプ8は、パワフルでタフなため時にやる事なす事すべてが過剰になります。無理に付き合うとあなたの方が参ってしまうので、自分がついていけないことを正直に伝えるとともに、タイプ8にも少しスローダウンするよう促してみてください。タイプ8はあなたに「裏切られた」「弱いやつ」という感情を抱き攻撃的になるかもしれませんが、決してあなたが嫌いになって距離を置いたのではないことを伝えるようにしましょう。


【さらに詳しく知りたい方へ】

 自分の性格や成長への取組について更に詳しく知りたい方は、エニアグラムに関する書籍やサイトをご覧になったり、ワークショップに参加されたりすることをお勧めしています。ここでは私がお勧めする書籍・サイト・ワークショップを記しておきます。

☆ 書籍 『エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ【基礎編】』
              ドン・リチャート・リソ&ラス・ハドソン(高岡よしこ+ティム・マクリーン訳)(角川書店)
☆ サイト&ワークショップ C+F研究所

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