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タイプ4について  About Type4


タイプ4の基本的性格


 性格のタイプがタイプ4の方、もしくはあなたの中にあるタイプ4的要素について説明していきます。


【タイプ4の一般的性格言語】

自分の存在意義・アイデンティティ 自分に執着する。 
過剰に自他を比較・区別する。
自分の気持ちに素直 
気持ちを大切にする。
ナルシシズム 自己陶酔
自己憐憫 気まぐれ
個性的 ユニーク 神秘的 平凡・日常を嫌う。 常識を逸脱する。
繊細 鋭い感性 心の痛みに共感 感傷的 傷つきやすい 
犠牲的 ネガティヴになりやすい
内省的 心の深遠を見る。 気持ちが沈む。 被害者的自意識
豊かな想像力 独創性 現実逃避的 失望感 白馬の王子様
豊かで深い表現力・主観性 感情的 ヒステリック 話の筋が見えにくい
美意識 優雅 洗練されている。 耽美的 世間離れした 一般人と私
控えめ 遠慮する。 人と関わらない 避ける。
あきらめる。主張・協調しない

TYPE4
繊細で自分の気持ちと
個性を大切にする人



センター分類
☆フィーリングセンター

ホーナイの分類
☆遊離タイプ

ハーモニクス理論
☆反応的タイプ



【タイプ4が豹変した場合。・・・ストレス下におけるタイプ4の行動・態度】

「親しさや愛情表現などを押し付け、相手にしがみつく。」

 タイプ4は、自分のニーズ(needs)を満たすために、普段は上記の性格パターンのような「気を引くための個性化」をやろうとしているが、そうしたやり方でも一向に状況が改善せずに自分のニーズが満たされない場合があります。そうしたストレス下においてタイプ4の中では、自分に関心がない人達に対して急に親しげに関わろうとしたり、愛情表現を示して相手にとって必要な存在であることをアピールしたりします。常に控えめで人を避けていたタイプ4が、対人関係や相手のニーズに気を配り親切心や愛情の押し売りをし始めます。


【タイプ4の性格パターンの源】

「自分には存在意義やアイデンティティがないのではないか。」という恐れ

 タイプ4の性格パターンの源は、「自分には存在意義やアイデンティティがないのではないか。」という、恐れから始まっています。そのため恐れから身を守るために、「自分の存在意義やアイデンティティが欲しい。」という暗黙の欲求が生まれてくるのです。一般的にタイプ4は空想や個人的体験による自分の気持ちの歴史を通じて、世界や人から身を引いた悲劇の主人公/ヒロインのイメージをつくり、維持することで恐れから身を守り欲求を満たそうとします。


「誰とも違うことで自分の存在を訴え、愛情や導きを得ようと決めた」幼児期

 自我は2歳くらいから芽生えます。タイプ4にとっての幼児期は、自分に愛情を注いで支えてくれたり、「自分は誰であるか」という認識をするための鏡となってくれる母親のような人やモノと、自分を守ってくれたり導いてくれたり、「世界とは何か」という認識をするための鏡となってくれる父親のような人やモノが得られなかったと感じました。愛されも守られもしない「自分って一体なに?」という問いと「人と自分は違う」という感覚から、自分の存在意義やアイデンティティを自らの想像力と個人的体験に基づいて構築しようとします。「自分の存在意義やアイデンティティが欲しい。」という気持ちが、ユニークさを求める生き方につながります。


「自分の気持ちに嘘をつかず正直であれば良い。」という暗黙の鉄則

 タイプ4は、他人とは違う自分をつくることに邁進しそのイメージを振りまくことでニーズを満たそうとします。そうしていれば、おのずと自分は愛され・必要とされるであろうと無意識に思います。一般的に心が不健全になってくるにつれて「自分の気持ちに嘘をつかず正直であれば良い。」という暗黙の鉄則が強く過剰になってきます。他者が自分のことを理解してくれないのではないかと思うと、タイプ4は不安になり、高嶺の花のような態度でわざわざ相手の気を引くようなことをします。しかし、その努力が実を結ばないと、自分が脆くて誰も助けてくれないという自己憐憫に陥り始めます。


【タイプ4の性格パターンから抜け出すために・・・】

「自分の性格パターンに気づく(awareness)という取組」

 自分の要求が満たされていない場合、もしかしたら自分の気持ちを大切にするあまり人の気持ちに気を配れていなかったり、人を避けて馴染みのある空想の世界に閉じこもっていたり、相手の気を引こうしてわざわざ相手を困らせるようなことをしていたりという性格のパターンが表れているかもしれません。自分の性格パターンを辞めることはとても重要なことです。そのためにはまず、普段から自分の性格パターンに気づく必要があります。


「自分の恐れを認め、受けとめるという取組」

 特にタイプ4は被害者/犠牲者的イメージで人の気を引こうとします。また、淡々と進む日常や平凡さを嫌いますが、そんな中で幸せそうにしている一般人に嫉妬します。実は自分も平凡な人間で普通なんだという気持ちに触れることは大きな恐れです。しかし、自分の存在意義やアイデンティティを得ることに対して特別他人と違わなければならないことはありません。自分の中のそういった嫌な部分を否定せずに、受けとめられるようになることはタイプ4にとっての成長の取組となります。


「自分の囚われである性格のパターンを手放す。」

 自分の恐れを認め、受けとめるという取組ができれば、今度はその恐れからくる性格構造のパターンを手放す取組をしましょう。現実に関わることや客観的になることが苦手なタイプ4にとって、現実にダイレクトし客観的な視点を持ってより良い存在として世界と関わる生き方をするタイプ1の資質は自分を成長させるためには大変参考になりますし、恐れを手放すことができれば自然とタイプ1の資質が発芽します。タイプ1から「客観性」や「理性」などついて学べることはたくさんあります。ただし、タイプ1の言葉遣いや振る舞いだけといった表面的なモノマネだけでは成長につながらないということに注意しましょう。


【タイプ4とのコミュニケーションのポイント】

☆タイプ4は、趣向を凝らした演出やムードを大切にしますので、あまり平凡でありきたりで気遣いのない対応や接し方は避けた方が良いでしょう。

☆タイプ4は、気持ちによる関わりを大切にしますので、理屈よりも気持ちのこもった会話をした方が反応を示してくれるでしょう。

☆タイプ4は、気まぐれで感情の波が激しいですが一過性である場合が多いので、その都度反応していると返って火に油を注ぐようなものです。否定せずにしっかりと受けとめてあげましょう。悪いところを指摘するときはタイプ4の気持ちを否定せず一貫して励ましながら言いましょう。


【さらに詳しく知りたい方へ】

 自分の性格や成長への取組について更に詳しく知りたい方は、エニアグラムに関する書籍やサイトをご覧になったり、ワークショップに参加されたりすることをお勧めしています。ここでは私がお勧めする書籍・サイト・ワークショップを記しておきます。

☆ 書籍 『エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ【基礎編】』
              ドン・リチャート・リソ&ラス・ハドソン(高岡よしこ+ティム・マクリーン訳)(角川書店)
☆ サイト&ワークショップ C+F研究所


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