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タイプ9について About Type9


タイプ9の基本的性格


 性格のタイプがタイプ9の方、もしくはあなたの中にあるタイプ9的要素について説明していきます。


【タイプ9の一般的性格言語】

平和的 波風を立てない・成り行き任せ
おっとり・おだやか 鈍重・怠惰
温厚・温和 (相手に)怒れない。
のんき・のんびり 無頓着・無関心
受容的・寛容的 受動的・受身
サポート・忠実・従順 (自分を)頼れない・(相手に)逆らえない
楽観的 問題から目を背ける。危機感が希薄。
謙虚・控えめ 自己主張できない。
利他的・無視無欲 自分の価値を否定・軽視。
自分のニーズがわからない。
我慢強い 無感覚・頑固

TYPE9
欲がなく温和で受容的、
平和と調和を求める人



センター分類
☆本能センター

ホーナイの分類
☆遊離タイプ

ハーモニクス理論
☆楽観的タイプ



【タイプ9が豹変した場合。・・・ストレス下におけるタイプ9の行動・態度】

「心配・不安になって、落ち着きを無くしソワソワする。」

 タイプ9は、自分のニーズ(needs)を満たすために、普段は上記の性格パターンを使って「自分の内面にある平和な想像の世界」に引きこもっているが、そうしたやり方でも一向に状況が改善せずに自分のニーズが満たされない場合があります。そうしたストレス下においてタイプ9の中では、急に心配と不安が支配し始め他者に依存的になったりするなど、安心させてくれるものを対外的に求め集中し始めます。穏やかで落ち着いていたな人柄は影を潜め、不安感からソワソワし、疑い深くなったり怒りっぽくなったり防衛的になったりします。


【タイプ9の性格パターンの源】

「(心の)つながりや平和を脅かされ、失いたくない。」という恐れ

 タイプ9の性格パターンの源は、「相手との(心の)つながりを失いたくない。心の平和を脅かされたくない。」という、心の全体性・一体性・調和性の欠如に対する恐れから始まっています。そのため恐れから身を守るために、「自分の内面を平和にしたい・・・」という暗黙の欲求が生まれてくるのです。一般的にタイプ9は心の平和をつくり維持することで恐れから身を守り欲求を満たそうとします。


「自己主張や自分のニーズを消すことで愛情や導きを得ようと決めた」幼児期

 自我は2歳くらいから芽生えます。タイプ9にとっての幼児期は、自分に愛情を注いで支えてくれたり、「自分は誰であるか」という認識をするための鏡となってくれる母親のような人やモノに同一化していきます。一方で自分を守ってくれたり導いてくれたり、「世界とは何か」という認識をするための鏡となってくれる父親のような人やモノにも同一化していきます。考え方・感じ方・行為を同一化させることは、自分のニーズを打ち消すことにつながります。母親的なもの・父親的なものを得るためには自己主張して逆らってはいけないんだという決まりがタイプ9の中で形成されます。自分を打ち消すことで心に波風を立たせないようにします。


「自分の内面が平和で、周囲に問題が無ければ良い。」という暗黙の鉄則

 タイプ9は、自分の内面を安定させることでニーズを満たそうとします。あまり外部には干渉せず、心を常に平和に保つために、自分の中にある平和な想像の世界に引きこもろうとします。肯定的な夢想にふけったり、眠ったりして心の安定を得ようとします。一般的に心が不健全になってくるにつれて「自分の心の中が平和で、周囲に問題が無ければ良い。」という暗黙の鉄則が強く過剰になってきます。他人からの要求や干渉が強くなり内面の平和が脅かされるにつれてタイプ9は怒りを感じ、鈍重・怠惰になって自分の内面を邪魔されないようにします。それでも周囲からの影響で心をかき乱されてしまうような問題をつきつけられると、半ば諦めの感を持ちながらも逃げられなくなるまでは問題と向き合おうとしません。


【タイプ9の性格パターンから抜け出すために・・・】

「自分の性格パターンに気づく(awareness)という取組」

 自分の要求が満たされていない場合、もしかしたら相手のことを考えすぎていたり、受身になりすぎていたり、自己主張ができなかったりという性格のパターンが表れているかもしれません。自分の性格パターンを辞めることはとても重要なことです。そのためにはまず、普段から自分の性格パターンに気づく必要があります。


「自分の恐れを認め、受けとめるという取組」

 特にタイプ9は自分のニーズがわからなかったり、自分の価値を見出せないところがあります。怒ったり自己主張することは自分にとっては大きな恐れです。しかし、真の平和とは相手を受け入れることや自分の内面の平和を保つことだけではありません。自分の平和を求める声を強く主張することも必要です。真の平和を求めるのならば、この道は避けては通れません。


「自分の囚われである性格のパターンを手放す。」

 自分の恐れを認め、受けとめるという取組ができれば、今度はその恐れからくる性格構造のパターンを手放す取組をしましょう。自分の価値を見出すことが苦手なタイプ9にとって、自分の価値を追い求める生き方をするタイプ3の資質は自分を成長させるためには大変参考になりますし、恐れを手放すことができれば自然とタイプ3の資質が発芽します。タイプ3から自分の価値を認めることやそれを追い求めることについて学べることはたくさんあります。ただし、タイプ3の言葉遣いや振る舞いだけといった表面的なモノマネだけでは成長につながらないということに注意しましょう。


【タイプ9とのコミュニケーションのポイント】

☆タイプ9は、受容性に富むので聞き上手ではありますが、自己主張は苦手です。あまり強要して話を聞きだそうとすると逆に抵抗されてしまうので、できるだけ優しくタイプ9の気持ちを尊重して否定せず話を聞くのが良いでしょう。更に肯定してあげることによって、タイプ9は自信を持ち始め次第に自分の気持ちを出してくるようになります。

☆タイプ9は、自分の本音を語ることが苦手です。また、波風を立てるのを嫌うために多少の嫌なことでも肯定して受け入れてしまう場合があります、タイプ9の本音は言葉よりもむしろ言外的な部分にあるのでそちらに注意を払いましょう。

☆タイプ9は、ゆったりした性格なので急かされたりプレッシャーをかけられたりするのが苦手です。お願いと期限は前もって本人に伝えておいた方が無難でしょう。タイプ9は追い詰められれば精力的に活動しはじめます。このことからタイプ9にはコンスタントに言い続けるよりも、ポイントポイントでキチッとお願いするほうが効果的のようです。


【さらに詳しく知りたい方へ】

 自分の性格や成長への取組について更に詳しく知りたい方は、エニアグラムに関する書籍やサイトをご覧になったり、ワークショップに参加されたりすることをお勧めしています。ここでは私がお勧めする書籍・サイト・ワークショップを記しておきます。

☆ 書籍 『エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ【基礎編】』
              ドン・リチャート・リソ&ラス・ハドソン(高岡よしこ+ティム・マクリーン訳)(角川書店)
☆ サイト&ワークショップ C+F研究所


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